【27】アーキテクチャーに I(自我)なし

デーブ・クイック

 アーキテクチャーという単語には、確かに i が含まれていますが、それは、注目を求め、議 論を支配する大文字の I ではありません。小文字の i は単語の中にぴったりとフィットします。正しい綴りと発音という条件を満たすためにそこにいるだけです。

 それが、ソフトウェア・アーキテクトとどう関係があるんだ、と思われたかもしれませんが、私たちの自我は、私たちにとってもっともたちの悪い敵になりうる、ということを言いたいのです。次のようなアーキテクトを見かけたことはありませんか?

 経験のあるアーキテクトなら、過去のいつかの時点で、これらの落とし穴のどれかには落ちたことがあるでしょう。私などは、すべてに落ち込み、自分自身の過ちのために苦い教訓を得たものです。

 どうしてこんなことになるのでしょうか。

 どうすれば、このような落とし穴を避けることができるでしょうか。

 アーキテクチャーから大文字の I を取り除いたからといって、成功が保証されているわけではありません。失敗の原因からあなたの欠点、弱点に起因するものが取り除けるだけだということを忘れないでください。